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2011年02月10日

避けれない苦しみは?満たされない欲望は?

避けれない苦しみは?満たされない欲望は?

先日は、明治維新時の詩人、野村望東尼さんの事を学んできました。

野村望東尼さんは、明治維新に活躍した高杉晋作や平野次郎國臣等に加担し、そういう意味で貴重な方かとばかり思っておりましたが、ご自分の境涯としてはどちらかと言うと詩人として想いが勝っていたようなことでありました。

詩人としての思いを貫こうとする行動が、勤皇の志士たちの志と共通する部分があって関わりを持たれた様な気がしてきました。

そういう意味では積極的な関わりではなかったのでしょうか。

まだ引き続き勉強してみたいものです。

当日、野村望東尼さんが道元禅師を極めて尊敬されていたという事で和尚の言葉を教えて頂きました。


『避けることの出来ない苦しみを
避けようと思わないこと。

満たされることのない欲望を
満たそうと思わないこと。

四苦八苦を そのまま受け入れる覚悟が大事。

まずは現実をしっかり受けとめて
前向きに生きる。

現実は避けるのではなく
解決方法を見出してゆく。』


『道元(どうげん)は、正治2年(1200年)の生まれで3歳で父を、8歳で母を失う。鎌倉時代初期の禅僧。日本曹洞宗の開祖。同宗旨では高祖と尊称される。一般には道元禅師と呼ばれる。

徒(いたずら)に見性を追い求めず、座禅している姿そのものが仏であり、修行の中に悟りがあるという修証一等、只管打坐の禅を伝えた。

成仏とは一定のレベルに達することで完成するものではなく、たとえ成仏したとしても、さらなる成仏を求めて無限の修行を続けることこそが成仏の本質であり(修証一如)、釈迦に倣い、ただ坐禅にうちこむことが最高の修行である(只管打坐)と主張した。』

人生は、逃げる事より勇敢に立ち向かおうとする姿勢こそが心の安らぎに繋がるものであって、安易に逃げてはいけませんと言う事なんでしょうね。

道を開くという事は、自らの努力なしではいけません。
まずはしっかり受け止めて冷静に前向きに判断を加え、自分で解決の道を見つけましょうと説いておられるようです。

歴史を学ぶ事は、自らの心を鏡に映すようだと教えて頂いた事もあります。

先達が営々として教えて頂いた事を、学ぶことなく、触れることなく人生を終わる事は自分を真に見つめる努力を怠っていた事になるのかもしれません。

日常に追われるだけでなく、過去や歴史に振り返るゆとりこそ現代のわれわれに要求されていることかもしれませんね。
  


Posted by misterkei0918 at 09:09Comments(0)