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2010年05月25日

最低でも・・・・・

最低でも・・・・・

親が子供に「最低でも月に1000円はあげるね」とお小遣いの約束したとします。

子供にとって、こんな嬉しいことはありません。
ねだったわけでもないのに、子供の為と思って親が気を利かせるのですから。
親の有難味を身にしみて感じてしまいます。
だから、大切に使うことを学ぶものです。
子を思う気持ちに誘われて、子供の思いも磨きがかかってきます。

夫が妻から今月から「最低でも3万円は差し上げますね」と約束されたとします。

嬉しい限りです。
だって、妻は主人の少ない稼ぎの中から、小遣いを増やしてあげようと切り詰めてくれるのですから。
だから、夫も大事に使うことを学びますし、そのお金は自分だけの為に使おうとはしません。
夫婦の仲睦まじさと夫婦愛がより深まることは間違いがありません。

社員の採用時に「最低でも25万円は保証する」と約束をしたとします。

こんな時代、企業にとっても苦しい時代です。
会社の経営者は新しい社員に限りない期待をかけて、できるだけ多くの給与を払ってあげようと約束をしたのです。
社員もそんな会社に信頼を置き、忠誠心に磨きをかけて懸命に頑張ってくれるものです。

「最低でも」ということは、どんなに間違ってもこれだけは守ると言うことです。
それも、日本の最高権力者、政治の頂点に達人の発言です。

自らが期限を切った3月、次は5月・・・・・・それも反故にされそうで。

時の総理が、基地の7割を抱える沖縄の方々に「県外、国外」、最低でも「県外」と明言しました。
それも繰り返すこと数え切れない位に。


私もそれならと、選挙で応援した一人ですが、若しかすると出来ない、実現不可能なことと認識していたのではないでしょうか。

今、言動を振り返って思い出してみたり、今年になってからの発言や行動を見ているとどうもそのような気がしてなりません。

今になって、沖縄の基地の抑止力の大きさを勉強したとか、最近の隣国の一触即発の事態を考えるとやはり基地は動かせないとか、可笑しな発言が続きます。

ニュースを見る度に虚しい、悲しい思いが湧き出てくるのは私だけではなさそうです。

沖縄の方々のここまで来た心をまさしく踏みにじるものでした。
それは謝っても謝っても謝り足りないのではないでしょうか。

余りにも大きな期待を持たせてしまいました。
それだけ罪は深いものと思います。

マニュフェストにしても然り。
お金にしても然り。

日本国民が約束は簡単に破ってもいいものと理解しました。
自分の立場の確保に、我が身のことは棚において、他人の非難に集中することも厚顔無恥になってしまいました。

日本人は何処に行ったのでしょうか。
こうではなかった筈なのです。

世界から置いてきぼりを食いそうな気さえします。
  


Posted by misterkei0918 at 17:46Comments(1)