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2010年09月08日

安物買いの銭(ぜに)失い?

安物買いの銭(ぜに)失い?

日本も経済成長の裏には、随分と「安かろう悪かろう」製品を輸出したものですし、国内向けの製品でも粗悪品が出回ったり、アメリカ製品の模造が幅を利かしたりもしたものでした。

今の中国がそのような気がします。
或いは当時の日本よりも、悪いかもしれませんね。

第一悪びれる様子もありませんし、如何にも模倣天国、当然の権利であるかのようにも写ります。

確かに昔は、金額の悪いものは質が悪い、利用価値がなかったような気がします。
ところが最近は事情が異なってきました。

100円ショップなどでも、「こんな品物が100円で買えるの?」と言う感じです。
洋服類でも驚くような安値で購入できます。

その殆どが中国や台湾、ベトナムであったりしますが製造に係わった人々がチャンと報酬を頂いているのかさえ、訝ってしまいます。

経済がグローバル化し、正常にその機能を発揮している時はいいのですが、歯車が狂い始めて生産が偏りすぎたり、労働力が正当に評価されない事態に陥ると怖いものがあります。

日常品はそれでもいいかもしれませんが、
生涯、手元において使いたいとか、
本当に趣味嗜好品として、用いたい、
品格のあるもの、
物と心を通わしたい、


などになると、安いものでも長持ちのするものは存在しますが、やはりそれなりに価格設定がされていて、丹精込めて、しかも創意工夫がされているものがいいようです。

価格がただ高いと言うのではなく、価格に見合った品質と風格、体裁が伴っているほうがより大切にもしますし、長く使いたい気分にもなるものです。


不思議なものです。
安いものはそれなりに粗雑な取り扱いにもなりますし、心の通い合いもなかなか育たないものです。

金銭は見えない価値を時として、生み出すものです。
人は高いものには、ただそれだけで十分な価値を見出したり、思い入れを染み込ませたりもします。

ですから、一生ものなどと言われるものはやはりそれなりに高価なものを求める事になってしまうものです。

「安物買いの銭(ぜに)失い」などと言いますが、やはりそれなりに意味合いは残っているような気がします。

安いと大切にする気持ちが薄れてしまいますし、愛着の度合いも低いような気もします。

長く付き合いたいものは、少々節約をしてでもお金をかけたものを求めるほうが良さそうですね。

分不相応でも困りますし、節約が行き過ぎても本末転倒でしょう。



Posted by misterkei0918 at 20:11│Comments(1)
この記事へのコメント
いい話有難うございます。
すごく納得しました!
Posted by てつ at 2010年09月08日 20:19
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    コメント(1)