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2010年03月04日

月の灯りを頼りに

月の灯りを頼りに

昔は蛍雪之功という言葉を良く耳にしました。
確か、蛍雪・・・という雑誌もあったように記憶しています。

蛍を集めてその明かりで勉学に勤しんだり、雪を集めてその灯りで机に向かったりしたという中国の故事です。

今のように電気があるわけでもなく、かと言って油やロウソクを使う習慣やお金もなかったでしょうから、勉学の好きな人や研究熱心な人々はそれなりに工夫をして、頑張ったという例えでしょう。

また、窓辺に差し込む月明かりを頼りに本を読んだりもしたもの。

夜道も月の輝きで暗く感じない夜もあったものです。
ロマンチックな幻想的な世界が身近にあったものです。

環境が全く変化してしまいました。

月の光さえも満足に見えない、ましてや都会では星の数も数えるくらいしか観ることは出来ません。

また、最近は多忙を極め夜空を見上げたり、星の数を数えたりなどの行動もしなくなってしまいました。

本来なら、特に日本人なら月や星の動きにさえ感動を覚え、明日の天気を読んだり、月に遊ぶ兎の姿に心を打たれたりしていたものです。

幼い心を失ったわけでもありませんが、日本人がこよなく心を寄せてきた月と月明かりに再び心を寄せてみたいものです。

強大なもの、自ら光りを放つものにのみ興味を持つのではなく、燻銀(いぶしぎん)のように奥深い底に心惹きつける力を秘めているものにこそより親しみを持ちたいものです。


『月は自分の光で輝いているのではない……と知ったとき、私は大変嬉しかった。ゴーリキー』


『月を取りに行け、たとえ取り損ねても、そこから星を目指すことができる。フランクリンルーズベルト』


『人間というものは、不運になると、己が招いた災いだというのに、それを太陽や月や星のせいにしがちだ。シェークスピア』


『出ずる月を待つべし、散る花を追うことなかれ。中根東里』



Posted by misterkei0918 at 21:55│Comments(0)
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