2010年08月19日
ひとつひとつ
ひとつひとつ
人の心は広くしかも深いようで案外そうでもないものです。
懐が深そうに見えても内実は、そうでもなくて落ち着きのない、不安な時もあるものです。
人生は不思議なもので、重なる時には様々な事が重なり合うものです。
如何にも、満を持したかのように見事に重なり合い、「もうこれ以上耐え切れません」と言いたくもなります。
考えようによっては、一時期に集中すればそのときに全てが解決すればいいのですが、物事はそんなに簡単には進まないように出来ています。
また、人の悩みは解決すればそれで終わりではありませんし、寄せる砂浜の波のように終わりを知らず、時には大きな波であったり、凪ている筈なのに寄せては返し、返しては寄せるものです。
そしてまた、不思議なものです。
同じ悩みや不安は、いつまでも留まる事はしません。
再び戻ってくる事はあっても。
重なり合う不安や悩みも、どうも真剣に立ち向かう姿勢が大事に思われます。
中途半端な解決を好まず、真摯に対峙する事ではないでしょうか。
不安や悩みが最も嫌いなのが、真剣な思いで解決しようとする姿勢のようです。
真剣な思いで解決をした人は、何ものにも変え難い経験や知恵を積み重ね、「乗り切り策」を獲得し伝授してもらっています。
悶々とした日々の中にも、一筋の明かりが見えてくると嬉しいものです。
一筋の明かりは、やがて廻りをも照らし、大きな灯明の呼び水としてその役割を果たすもの。
不安や悩みは、それそのものが不安や悩みではなくて、私どもの心がどのように捉えるかにかかっているような気がします。
ひとつひとつ、
絡み合った糸を解すように、
押し寄せる波の力を吸収するように、
私どもの生きる力がますますもって意気盛んになるように、
ひとつひとつが大事なようです。
「神様は解決できない課題は与えない」とも言います。
「選んで課題を与えている」ともいいます。
であれば、自信を持って勇気を奮って・・・ひとつひとつ・・・
徐々に逞しさを備える自分の姿を夢見ながら。
Posted by misterkei0918 at 17:06│Comments(0)