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2010年08月05日

思いは差し上げるもの

思いは差し上げるもの

最近、国会などでも良く使われます、「思いやり予算」。
サービス業などの社員教育や、スキルアップセミナーなどでもしきりに言われます、「お客様の立場に立って。お客さまへの思いやりの気持ちを持って・・・・・」

おもてなしの気持ちを醸成するには、自らに思いやりの心が備わっていないといけませんよね。

「人をもてなす」と言う事は、相手の立場に立つとか、痒い所にも手が届くほどにとか、心地いい印象を植え付けるとか、とりなすとか言う事。

もてなすを漢字にすると「持て成す」。

気持ちの伴っていないおもてなしや思いやりは、嫌なものです。

ただ、杓子定規(しゃくしじょうぎ)にされているようで、笑顔に歪が見えたり、なんとなくビジネスライクであったりすると人は敏感に感じるものです。

そうなると逆効果ですよね。

却って釈然としなかったり、鼻についたり、わざとらしい行動や態度にお客様は目ざとくなってしまいます。

思いやりは漢字で「思い遣り」。
昔、遣唐使を中国へ遣わしたことは歴史で学びました。

西暦630年くらいから派遣され始め、唐時代の国際情勢や大陸文化を学ぶために約600名もの人々が派遣されたようです。
893年菅原道真は中止するまで、約260年に亘って行われており、往復に2、3年を掛けていたらしいとの事。

遣唐使の「遣」は、行かせる、差し向ける、つかわす、与える・・・・・などの意味で使われます。

そんな意味合いで「思い遣り」を解釈すると、自らの思いを一方的に上げるとか、与えるとか強制的なニュアンスを感じてしまいます。

子育てで言えば、溺愛などはその類(たぐい)ではないでしょうk。
子育てで最も困った事が溺愛。
放任よりも!!

でも私どもが日常的に使っている思いやりは異なっていますよね。
また異なっていないと困ります。

「自分の素直な気持ちやわだかまりのない無垢な気持ちを差し上げる」。
これが私どもが日常的に言う「思いやり」だと思うのです。

思いは「差し上げるもの」。
「やる」だとか「与える」とか、そんな一方的、頭ごなし的なものではないということを認識していたほうが良さそうです。

最高なのは笑顔が添えられた「思いやり」はそれこそ「最高」と叫びたくなります。

今日もそんな「思いやり」に出会えると嬉しいですね。
それには、こちらの受け入れ態勢も、チャンとしないといけませんよね。



Posted by misterkei0918 at 09:34│Comments(0)
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