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2010年02月06日

使命に燃えれば、出来るんですね

使命に燃えれば、出来るんですね

今日は午前中の2時間程度をかけて、江戸後期の日本地図を作られた伊能忠敬さんを学んできました。

50歳を越えてから、一大事業に取り組んだ話です。

家業を終えて隠居の身からのスタートですから、今時の私どもには到底想像のつかない話でした。
今であれば定年退職でしょうか。

60歳、65歳で定年を迎えて後はのんびり余生を年金ぐらしに明け暮れるのが精々です。
年金を貰うまで、或いは貰い始めてアルバイトや趣味、社会活動に少し手を染める程度が関の山です。

伊能忠敬さんは50歳を過ぎて、19歳年下の高橋至時に弟子になります。
これも驚きです。

数歳下の方ならわかるのですが、当時で言えばまさしく子供の年齢でしょう。
そこがこの人らしい所以なんでしょうね。

55歳から21年かけて、「大日本沿海輿地全図」を完成させるのです。
その間、歩いた距離が3万5千キロ。
つまり地球一周分です。

恐ろしい想いが致します。
人はやはり出来るんですね。

まさしく命を捧げると言うことはこの様な事でしょう。

私どもはしない理由、出来ない理由を考えるのは得意中の得意です。
また、他人の精にすることも。

伊能忠敬さんは下総国佐原村の大きな商家の経営者として、村のリーダー的存在として力を大いに発揮された方のようですから、現役の頃も力を惜しまず全力投球をされていた筈なんです。

息子に残した家訓書です。
1、 仮にも偽をせず、孝悌忠信にして正直なるべし。

2、 身の上の人は勿論、身下の人にても教訓意見あらば急度相用堅く守るべし。

3、 篤敬謙譲にて言語進退を寛裕に諸事謙り敬み、少も人と争論など成べからず。

お人柄の滲み出る家訓です。

1861年、明治維新の少し前ですが日本近海に測量のために訪れたイギリス海軍の測量船に渡された伊能忠敬さんの地図にびっくりされたとのことです。

日本にこれ程精巧な測量の技術があったことを。

人は幾つになっても、世の為、人の為のなる事を探し続けることが大事だと思われます。
自分にも与られた使命、天命みたいなものがあるのかも知れませんね。

それを探さないで、しかも全うしないで世を去ることは極めて勿体無いことかも知れません。



Posted by misterkei0918 at 17:13│Comments(0)
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