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2010年05月06日

ホテルの女性を泣かせてしまいました

ホテルの女性を泣かせてしまいました

先程、リッツカールトンのホスオイタリティの話が記載されたメールを読んでいましたら、再び思い出しブログに記載する衝動に駆られました。

昨年の4月19日の事でした。

金沢観光を予定していました私ども夫婦は、連休直前でもありますし観光シーズンに入った4月後半に無理な事を承知で申し込みを致しました。

やはり想像の通り。
「今頃の金沢はとてもお取りできまん」との事、でも食い下がって
「あと少し他のホテルも探して頂けませんか」

返事は同じでした。「お客様、頑張って問合せを致しましたがやはり無理でした。もうしわけございません」

咄嗟に思い出しました。
38年目の結婚記念日がその日であることを。

家内と急遽の相談です。一発でOKでした。
「申し訳ないのですが、三重県の鳥羽の小涌園は取れませんか」

願いは叶うものです。
38年目に再び新婚旅行のホテルを訪ねることに致しました。

長い年月ですから多分、ホテルの姿も付近の風景も大幅に変わっていて思いでの場所として私ども夫婦の脳裏に焼き付いている思い出が蘇るか、幾らか不安ではありました。

当時の私の経済状態からすれば、その付近の新婚旅行が精一杯だったのです。

大阪に一泊、京都に一泊、近鉄特急で奈良を経て鳥羽へ向かったのです。
古めかしい表現ですが、確かロマンスシートだったと記憶しています。

ホテルへは、「38年目の新婚旅行の場所であるそちらに宿泊をさせて頂きます」と一言のメールを致しました。

特別のサービスやおもてなしを期待するものではありませんが。

到着しましたらフロントからお部屋へ案内する女性が涙ぐんでいます。
「こんな事は初めての経験です。38年にもなるのに新婚旅行のホテルを改めて訪問して頂ける事に感激をしました」

お部屋も特別な部屋で最高の見晴らしの場所をご提供頂き、夕食の席には特別のお花を供えてくださっていました。

当然、席の位置も他の皆様とは少し異なった雰囲気でおもてなしを充分に感じる配慮がなされていたのです。

充分に満足のいく旧婚旅行?でした。
ホテルの下の砂浜も当時のままのような気がしました。

当時もそうであったようにホテルの全景を写真に納めることを忘れませんでした。

自宅に帰りつきましたら、ホテルの支配人からメールが届いておりました。
感謝と驚きの言葉が並んでいましたが、
「この度の○○様のご宿泊の事を従業員全てに報告をしました」

私ども夫婦が自分達の為と思って行った新婚旅行のホテルを訪ねる旅は、思わぬところで波紋を呼び感動を与えたいたのだと思うと、何かしら実行したことが生涯の思い出として新たなページを作ってくれました。

始まりは、とある旅行代理店から宿が取れないと金沢旅行を断られた所からの始まりです。

物事はどこから、素晴らしい体験を生み出すか分からないものです。



Posted by misterkei0918 at 08:48│Comments(0)
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